スピード・レーサーSPEED RACER |
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| 寸評 | |
| ポイント | ★* |
| DATE | 08/7/12 |
| THEATER | THYK |
| 監督 | アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー |
| ナンバー | 168 |
| 出演 | エミール・ハーシュ/スーザン・サランドン/ジョン・グッドマン/クリスティーナ・リッチ |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 実写とCGを巧みに合成させ、ポップな色調で彩られた映像と爆音とどろくサウンドで、目くるめくような加速感を観客に体感させようという試みは見事に失敗している。薄っぺらな紙芝居を見ているような奥行きのなさは、まだゲーセンのドライブマシンに乗っているほうがマシと思えるくらいのできばえで、手に汗握る興奮とは程遠い。もともとは日本の古いアニメを今頃中途半端に映画化した意図はどこにあるのだろう。どうせハリウッドで製作するのなら、もっとリアルな臨場感を追求して、他には絶対にまねのできないものを作ってほしかった。 小さいころから自動車のことしか頭になかったスピードは、晴れてサーキットで優勝。大手メーカー・ローヤルトンの誘いを受けるが、モータースポーツ界の八百長を知り、スカウトを断る。スピードは仮面のレーサーX、韓国人レーサー・テジョと組み、ラリーでガチンコ勝負に挑む。 「マッハGoGoGo」のテーマと共に始まるプロローグは懐かしさがこみ上げてくる。スピード本人だけでなく、父親やガールフレンド、弟にチンパンジーまで、主要なキャラクターはアニメに忠実だ。マッハ号のオートジャッキや丸鋸などの秘密兵器も忘れずに装備されている。一方、ジャンプや360度回転などもある立体的なサーキットコースを、レースカーがほとんどドリフト状態で疾走するのは映画オリジナルだ。また、ローヤルトンのオフィスビルではセグウェイが走っていたり、超近代的なスカイスクレーパーが細密に描かれていたりする。そんな、20世紀と近未来が並列する舞台は混沌とするばかりで、その世界観があまりにも抽象的だ。 しかも、そこで繰り広げられるドラマは子供向けの荒唐無稽以外の何ものでもなく、アクションでもコメディでもないお粗末な出来。元ネタを知らない人間が見ればほとんど意味不明だろう。要するにWii用ゲームソフトのプロモーション映画。なんかだまされたような気がする。 [http://www.otello.com.ua/:title=↓その他の上映中作品はこちらから↓] |