インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 |
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| 寸評 | ソ連の指揮官に扮したケイト・ブランシェットが圧倒的な存在感だ。ショートボブに頬骨の形まで変え、疾走する無蓋車両の荷台で剣を振り回すその姿は、まさに鋼鉄の女。食傷気味の冒険アドベンチャーに新鮮な風を送り込んでいる。 |
| ポイント | ★★★ |
| DATE | 08/5/26 |
| THEATER | 日劇 |
| 監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
| ナンバー | 126 |
| 出演 | ハリソン・フォード/シャイア・ラブーフ/ケイト・ブランシェット/ジョン・ハート |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています ロシア語なまりの英語を話すソ連の指揮官に扮したケイト・ブランシェットが、すでに身体のキレがなくなったハリソン・フォードに代わって圧倒的な存在感を示す。前髪を切りそろえたショートボブに頬骨の形まで変え、均整の取れたプロポーションを強調するような軍服に身を包み疾走する無蓋車両の荷台で剣を振り回すその姿は、まさに鋼鉄の意志を持った赤軍将校。もはや食傷気味となったこの手の冒険アドベンチャーに新鮮な風を送り込んでいる。 '57年、大学で教鞭をとっていたインディはマットという若者に声をかけられ、南米古代語の翻訳を頼まれる。それは失われた黄金都市への道筋を記した手紙で、インディらはそこに至る鍵となるクリスタルスカルを手に入れる。ソ連の超能力研究者・イリーナ大佐がそのスカルを狙う。 スピルバーグにとってやはり「ET」は原点なのだろう、今回のお宝は持ち去られた宇宙人の頭蓋骨。自転車の代わりに軍用車で宙を飛び、ETが仲間の帰りをずっと待っている。当然彼らに地球を侵略する意図はなく、技術と知識をもたらした神として原住民に君臨している。ナスカの地上絵や巨大ピラミッドなどの実在する古代遺跡をうまく利用して、宇宙人来訪説に説得力を持たせている。 黄金都市への道中、ソ連軍とのカーチェイスを挟みながら、一作目のヒロイン・マリオンと再会したり、マットとインディの関係が判明したり、ヘビ嫌いだったりと、過去のシリーズからのつながりを持たせている。だが、インディのシンボルであるムチはプロローグで使われるだけなのは、ナイフ使いのマットにアクションシーンでの活躍の場を譲ったということか。その割にはラストでもうひとつのシンボルである帽子をかぶり直すことで、「まだまだこの物語の主役はオレだ」と主張しているのだが・・・。もちろん映画は十分に楽しめる水準に達しているが、視覚効果やCGに驚くほどの斬新さはなく、監督の「過去の遺産で食ってます」的な面がしばしば顔を覗かせているのが残念だった。 [http://www.otello.com.ua/:title=↓その他の上映中作品はこちらから↓] |