痛いほどきみが好きなのに THE HOTTEST STATE |
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| 寸評 | 女心が分からない男と、男心が分からない女。相手を尊重するほどフラストレーションはたまり、自分の気持ちを主張するほど溝は深まっていく。そんな不器用な生き方な若者の姿を通じて、父親の不在が子供に及ぼす影響を描く。 |
| ポイント | ★★* |
| DATE | 08/3/19 |
| THEATER | SG |
| 監督 | イーサン・ホーク |
| ナンバー | 68 |
| 出演 | マーク・ウェバー/カタリーナ・サンディノ・モレノ/ローラ・リニー/ミシェル・ウィリアムズ |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 女心が分からない男と、男心が分からない女。相手の意思を尊重するほどフラストレーションはたまり、自分の気持ちを主張するほどふたりの溝は深くなっていく。恋と夢、どちらかを追うには一方を捨てなければならない、そんな不器用な生き方しかできない若者の姿を通じて、父親の不在が子供に及ぼす影響を描く。父がいない息子は女のわがままに対処する術を知らず、父がいない娘は男に対する甘え方を知らずに育ち、恋人へ思いが強くなるほどすれ違っていく。 俳優志望のウィリアムはサラという歌手志望の娘と出会い、恋に落ちる。一緒に暮らし始めるが、サラは決してセックスに応じようとしない。ウィリアムの不満が高まるが、メキシコ旅行でやっとふたりは結ばれる。 ウィリアムの本能を知りながら散々焦らすサラ。キスや愛撫はするのに絶対に最後の一線は越えさせないのかと思ったら、予期せぬタイミングでOKするためにウィリアムに準備ができていなかったりする。さらにメキシコではいきなり全裸になって抱いてという。男としてはある程度の手順を踏まなければ性欲を催さないのに、サラはそんなことはお構いナシだ。その後は付き合い始めて間もないカップルが経験する、一緒にいれば何をしていても楽しい時間をウィリアムに与えておいて、NYに戻るといきなり別れを告げるのだ。反対に、ウィリアムのほうも元カノをサラに紹介したり、歌手への夢を優先させようとするサラを理解できない。 ウィリアムは恋がうまく行かない原因を探して、少年時代に別れたままの父に会いに行く。そこでも会話はかみ合わず、大きかった父も普通のオッサンに過ぎないことを知っただけ。サラとの仲が修復できないと知ると、かつて父と母が愛し合い自分が誕生した父の愛車で一人旅に出るウィリアム。それは人生の答えを探す旅なのだが、人生に答えなどないことを見つける旅でもある。その二律背反を知って人は大人になるのだが、そこまでウィリアムが成長する姿を描いてほしかった。 [http://www.otello.com.ua/:title=↓メルマガ登録はこちらから↓] |