ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 |
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| 寸評 | 冒険活劇ならばある程度は暴力や殺人も容認しなければ成り立たないのに、ディズニーの看板がそれを許さず、手に汗握る格闘もなく、カーチェイスにもスリルや迫力がまったくない。命がけの宝探しというよりはゲームのようだ。 |
| ポイント | ★★ |
| DATE | 07/12/21 |
| THEATER | 渋東シネタワー |
| 監督 | ジョン・タートルトーブ |
| ナンバー | 260 |
| 出演 | ニコラス・ケイジ/ジョン・ボイト/ハーヴェイ・カイテル/エド・ハリス |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 冒険活劇ならば、主人公が生き残るためにはある程度は暴力や殺人も容認しなければ成り立たないはず。しかしディズニーの看板がそれを許さず、手に汗握る格闘もなく、カーチェイスにもスリルや迫力がまったくない。結果的に命がけで宝探しをしているというよりはゲームを楽しんでいる感じで、気の抜けた「レイダース」を見ているような気分になる。小学生ならこれでも大喜びするだろうが。 リンカーン暗殺犯にゲイツの祖先が協力したという新説が出る。ゲイツは祖先の汚名を雪ごうとするうちに、先住民の残した黄金都市伝説にいきあたる。その手がかりをライバルのウィルキンソンに奪われる。ゲイツは真相を求めて大統領のパーティに忍び込む。 バッキンガム宮殿内にある女王の机とホワイトハウス内の大統領の机という双子の机に隠されたヒントをゲイツと仲間は探すのだが、国家元首の執務室にこれほど簡単に潜入はできるはずがないだろう。もちろん下手な芝居を打って警備を煙に巻くのだが、その方法はまったくの子供だまし。万全のセキュリティをかいくぐるといったスリルより、安易なご都合主義で笑いを取ろうとしているとしか思えない。また、パリで自由の女神に記された文字をラジコンヘリで撮影するシーンがあるが、その脇を通るグルネル橋の上に鉄道はないはず。なんでこんな初歩的ミスを犯すのか。 その後も、暗号や先住民の言い伝えを解読しながらたどり着いたのはラシュモア山。しかし、ここでの活劇も「北北西に進路を取れ」の足元にも及ばず、地下の仕掛け迷路の危機もスピルバーグ映画の二番煎じ。作りこみはよくできているが刺激や興奮、知的トリックのレベルが低いという、まるでディズニーランドのアトラクションに乗っている気分だった。映画にもっとたたみかけるようなスピード感があれば、そういった欠点を考える余裕は少なくとも映画を見ている間は持てないのだが、この演出と編集はぬるすぎた。 [http://www.otello.com.ua/:title=↓メルマガ登録はこちらから↓] |