ザ・センチネル 陰謀の星条旗 THE SENTINEL |
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| 寸評 | 陰謀を防ぎ裏切り者を暴くという単純な構造なのに、内部抗争や不倫騒動など話を盛りだくさんにしすぎたせいで、肝心の暗殺計画のほうは極めて杜撰。結果としてぬるいアクションでお茶尾を濁すという悪循環に陥ってしまった。 |
| ポイント | ★* |
| DATE | 06/10/7 |
| THEATER | ワーナーマイカルつきみ野 |
| 監督 | クラーク・ジョンソン |
| ナンバー | 170 |
| 出演 | マイケル・ダグラス/キーファー・サザーランド/キム・ベイジンガー/エヴァ・ロンゴリア |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 米国大統領という地上最も警護が厳しい要人の暗殺計画が露見し、テロリストをシークレットサービスが追う。本来、陰謀を防ぎ裏切り者を暴くという単純な構造なのに、内部抗争や不倫騒動など話を盛りだくさんにしすぎたせいで、肝心の暗殺計画のほうが極めて杜撰に思えてしまう。映画はシークレットサービスが暗殺者と戦うことよりも私怨による内部抗争にスポットが当てられ、結果としてぬるいアクションでお茶尾を濁すという悪循環に陥ってしまった。 レーガン時代から大統領に仕えるシークレットサービス・ギャリソンの元に情報屋から大統領暗殺計画がもたらされる。しかし、ギャリソンは麻薬カルテルの会合場所にいたことからテロリストへの内通を疑われ、かつての部下に終われる羽目に。ギャリソンは自らの潔白と大統領の身を守るために孤軍奮闘する。 凄腕の殺し屋によって殺された警備員の現場検証を行うシーンや、大統領を出迎える群衆の中から不審者を見つけるシーンなど、随所に緊迫感をちりばめ、映画の前半は強力な引力を持つ。しかし、テロリストの人物像がソ連時代の亡霊という以外は不明で思想的背景が見えずまったくナゾ。また、姿をくらました後のギャリソンの行動があまりにもできすぎているのも気になる。大体、ギャリソンと大統領夫人の不倫現場写真をもっと有効に使えば、大統領夫人が言ったように、「大統領を殺す」ことはずっと簡単だし、やり方も寸マート。大統領を暗殺してまた戦争を始められるより、妻の不倫で失脚させたほうがよほど米国へ与えるダメージは大きいはずだ。 結局、いたるところにちりばめられたディテールが有機的に結合しないままギャリソンは疑惑を晴らし、テロリストを退治して、裏切り者の尻尾をつかむ。大統領は健在で、不倫もばれず、めでたしめでたしでギャリソンは退職する。しかし、こんな強引な帳尻あわせでは到底納得がいかない。もっと伏線を有効に使うような脚本を用意すべきだ。 [http://www.otello.com.ua/:title=↓メルマガ登録はこちらから↓] |