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| 寸評 | 社会的な成功の代わりに家族の愛を失う。古来より何度も物語にされてきて新鮮味はまったくない。最後に人生に必要なもの気づくのもお約束。もう少し毒の効いた展開やオチをつけてくれないと、まともな大人なら気が抜ける。 |
| ポイント | ★★ |
| DATE | 06/9/28 |
| THEATER | 109グランベリーモール |
| 監督 | フランク・コラチ |
| ナンバー | 164 |
| 出演 | アダム・サンドラー/ケイト・ベッキンセール/クリストファー・ウォーケン/ヘンリー・ウィンクラー |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 社会的な成功の代わりに家族の愛を失う。そんなありふれたテーマながら、願いをかなえるための魔法のステッキ「万能リモコン」に置き換えたところが面白い。時間を戻したり止めたりできる上に自分が気に食わない日常生活はすべて早送りにでき、結果としての成功だけを手に入れることができる。しかしその過程にまでは誰も責任は取らず、気づいたときには一番大切なものがぽっかりと欠落している。主人公の選択を通じて、人生に必要なものは何かを問う。 仕事に忙殺される建築士のマイケルは、家族との約束を破ってばかり。そんな時モーティという男から、「万能リモコン」をもらう。それは不愉快な出来事やきつい経験をした時間をすべて飛ばせる便利な機能がついていて、そのおかげでマイケルはどんどん仕事をこなし、ついには設計事務所の経営者にまで上り詰める。 映画の対象としているのは子供なのだろう。富や権力の対価としての孤独を、リモコンという身近なもので象徴してみせる。何の努力もしないで世界を自分の意のままにする。そんな夢のような道具は結局は悪夢でしかなく、得るものよりも失うもののほうがはるかに多いうえ、人生の豊かさは結果としての成功ではなく、そこにいたるまでどういう行動をとってきたかで決まることを示す。幸せは早送りして突然やってくるものではなく、少しずつこつこつと築き上げるものなのだ。 この映画の教訓は、古来より何度も物語にされてきて新鮮味はまったくない。最後に主人公が悪夢から目覚めて、仕事より家族との約束を優先させるところもお約束。どうせなら、もう少し毒の効いた展開やオチをつけてくれないと、まともな大人なら気が抜ける。まあ、小中学生に見せるのならばこれでもいいが。。。 [http://www.otello.com.ua/:title=↓メルマガ登録はこちらから↓] |