パニッシャー THE PUNISHER |
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| 寸評 | CGやVFXに頼らない生身の人間が演じるハードアクションを作ろうとした試みは評価できる。肉体と肉体がぶつかり合い、武器も銃と刃物がほとんどだ。しかし、全編を通して漂うまったり感はなんだか古い映画を見ているようだ。 |
| ポイント | ★★ |
| DATE | 04/11/13 |
| THEATER | ワーナーマイカルつきみ野 |
| 監督 | ジョナサン・ヘンズリー |
| ナンバー | 135 |
| 出演 | トム・ジェーン/ジョン・トラボルタ/ウィル・パットン/ロイ・シャイダー/ローラ・ハリング |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています CGやVFXに頼らない生身の人間が演じるハードアクションを作ろうとした試みは評価できる。肉体と肉体がぶつかり合い、武器も銃と刃物がほとんどだ。しかし、全編を通して漂うまったり感はなんだか古い映画を見ているようだ。新人監督にありがちな、CG使をいまくったスピードとパワー全開のノンストップムービーとは程遠いぬる〜い作品だ。 FBIの潜入捜査官フランクは武器取引の現場でギャングのボス・セイントの息子を殺す。セイントは報復にフランクの家族を皆殺しにするがフランクだけは奇跡的に助かる。復讐を誓ったフランクはセイントの元に乗り込み、セイントの放つ刺客を始末しながら謀略を用いて少しずつセイントを追いつめていく。 権力の庇護から離れればいくら優秀な捜査員も1人の人間。それをセイントの組織がつぶせないのが不思議だ。セイントはフランクの家族を虐殺した時はハデに自動小銃を使うのに、フランクに対しては律儀に殺し屋を1人づつ送り込む。ギターを持った殺し屋がフランクの前で殺人予告のような歌を歌うシーンなどなかなかセンスがあるし、ロシア人の巨漢との対決は壮絶な肉弾戦となって痛みが伝わってくる。制裁などといわずに殺し屋トーナメントみたいにすればそれなりに楽しめたはずだ。 最後にセイントの本拠にフランクは乗り込むが、ここでの銃撃戦は大味で50年前の西部劇を見ているよう。いまどきここまで単調で工夫のない撃ち合いは珍しい。'70年代のコミックからヒントを得て主人公を作り上げたということだが、やはり何か映画としての独特のスタイルを持たないとこの手の作品は受け入れられないだろう。ドクロマークのTシャツだけではヒーローとしては物足りない。フランクに法の正義ではなく聖書の正義を執行する際の強烈な個性がほしかった。 [http://www.otello.com.ua/:title=他の新作を見る] |