ツイステッド TWISTED |
|
![]() |
|
| 寸評 | 幼い頃のトラウマに苦しむ女性警官が直面する殺人事件を通じて心の闇を炙り出していくのかと思ったが、あにはからんや。意外などんでん返しが用意されているが、よくこんな稚拙なアイデアを思いついたかと思わせるような結末だ。 |
| ポイント | ★* |
| DATE | 04/10/11 |
| THEATER | 109シネマズ港北 |
| 監督 | フィリップ・カウフマン |
| ナンバー | 120 |
| 出演 | アシュレイ・ジャド/アンディ・ガルシア/サミュエル・L・ジャクソン/デビッド・ストラザーン |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 幼い頃のトラウマから情緒不安定になりがちな女性警官。彼女が直面する殺人事件を通じて心の闇を炙り出していくのかと思ったが、あにはからんや。物語には意外などんでん返しが用意されているが、犯人の動機はまったく説得力がなく、よくこんな稚拙なアイデアを思いついたかと思わせるような結末だ。上映時間が短かったことがこの映画の最大の長所に思える。 サンフランシスコ市警察のジェシカは果敢な行動力と怜悧な洞察力で捜査官に昇進する。そのとたんに連続殺人事件が起こるが、被害者はジェシカが夜な夜なバーで漁った男たち。しかも、殺人があった夜はいつもジェシカは深い眠りに落ち記憶がない。自分自身を疑いながらジェシカは捜査を進めていく。 一応、ミステリーの体裁は取っている。じっとりと湿度の高い映像はこの作品の雰囲気をかもし出し、作品に趣を与えている。アシュレイ・ジャド扮するヒロインも両親の死とセックス依存症という心が不安定な設定というのもユニーク。しかし、アンディ・ガルシア扮する彼女の相棒が登場するシーンは不必要に思わせぶりで意味不明。サミュエル・L・ジャクソンが演じる彼女の育ての親の本部長にいたってはその設定事態が無用の長物だ。 女性警官と関係を持った男が犯人のサインを残したまま何人も殺されるなど、そもそもありえないだろう。わざわざ証拠を残す意味はどこにあるのか。彼女に罪を着せたいのならそんなまどろっこしい事はする必要ないではないか。結局、ヒロインの行状を憂えた育ての親である本部長が犯人などという、ばかばかしいオチ。しかも彼はジェシカの母に横恋慕した上に両親ともに殺したことになっている。普通のハリウッド映画なら、このレベルの作品でも一応カーチェイスなどを用意してアドレナリンを分泌させてくれるが、そういうサービスもない。引っ張るだけ引っ張ってこの結末では、観客をなめているとしか思えない。 [http://www.otello.com.ua/:title=他の新作を見る] |