バイオハザードII アポカリプス RESIDENT EVIL:APOCALYPSE |
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| 寸評 | いくら銃器を派手にぶっ放しゾンビたちを粉砕しても爽快感を味わうことはない。ただ、脂汗が肌にまとわりつくような不快感だけが残る。それでも次から次へとヒロインたちを襲う危機また危機は、スクリーンを凝視してしまう吸引力を持つ。 |
| ポイント | ★★* |
| DATE | 04/9/4 |
| THEATER | 平和島シネマサンシャイン |
| 監督 | アレクサンダー・ウィット |
| ナンバー | 103 |
| 出演 | ミラ・ジョヴォヴィッチ/シエンナ・ギロリー/オデッド・フェール/ソフィー・ヴァヴァサー |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています 迫り来るゾンビがかもし出す生理的な嫌悪感と派手なサウンドデザインとおどろおどろしい演出はこの作品でも前作に続き健在だ。本来、ゲームなら銃器を派手にぶっ放しゾンビたちを粉砕することが鬱憤ばらし的な爽快感につながるのだろうが、映画を見ている限りいくらゾンビを倒してもまったく達成感を味わうことはない。ただ、脂汗が肌にまとわりつくような不快感だけが残る。それでも次から次へとヒロインたちを襲う危機また危機は、スクリーンを凝視してしまう吸引力を持つ。 前作で封印したはずのウィルスが外部に漏れ、街全体の人々がゾンビ化する。街を支配するアンブレラ社は街を封鎖して、核攻撃で街ごと消滅させようとする。そんな中、街の中で眠りから覚めた工作員のアリスは、ウィルス開発者の娘を街から救出すれば街から脱出できるという状況で、数人の仲間とともにゾンビと戦う。 ミラ・ジョヴォヴィッチ扮する女工作員・アリスの戦いぶりがこの作品の最大の見せ所なのに、その部分を安っぽくごまかしているのが最大の欠点だ。軽々とした身のこなしで走り、飛び、両手に持った銃で次々とゾンビをなぎ倒すシーンはそれなりにキマッている。しかし、素手でゾンビを倒すシーンやメネシスという改造人間と戦うシーンなどでは短いカットをつなぎ合わせることで、ジョヴォヴィッチのアクション能力の不備を補っているのだ。女戦士を演じるのなら少なくとも蹴りや突きといった格闘アクションの基本は身に付けておくべきだろう。 友人や仲間がゾンビ化して自分を襲いそうになったときに断腸の思いにとらわれたり、ゾンビにかまれてあと数時間でゾンビ化することがわかっている人間が自分の思いをあとに残されたものに託すというような、まどろっこしい感傷的なシーンを一切排している潔さは心地よい。コンセプトはあくまでゲームなのだから、見終わったあとハーッと一息ついたら忘れてしまう、そんな作者の意図は見事に成功している。 |