リーグ・オブ・レジェンド THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN |
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| 寸評 | それなりにCGやロケ、大道具小道具等にはカネはかかっている。登場人物たちもクセ者ぞろい。きちんとした脚本と演出がそろえばきっと血沸き胸躍る大活劇映画になっただろう。だが、上映中どうしようもない退屈が襲う。 |
| ポイント | ★ |
| DATE | 03/10/12 |
| THEATER | 109シネマズ港北 |
| 監督 | スティーブン・ノリントン |
| ナンバー | 126 |
| 出演 | ショーン・コネリー/スチュアート・タウンゼント/ベータ・ウィルソン/シェーン・ウェスト |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています それなりにCGやロケ、大道具小道具等にはカネはかかっている。登場人物たちもクセ者ぞろい。きちんとした脚本と演出がそろえばきっと血沸き胸躍る大活劇映画になっただろう。ところが、どうしようもないような退屈が襲う。 19世紀末、欧米列強の緊張状態を利用して世界大戦を演出しようとたくらむMという悪党を阻止するために、ロンドンに超能力者が集まる。今日的なサイキックではなく、モネ船長、透明人間、吸血鬼、不死身の男など。冒険家クォーターメインをリーダーにパリ、ヴェネチアを経由して極東シベリアの地で決戦に挑む。 この手の映画は悪役に魅力がないとつまらない。このMという悪党、最新テクノロジーと科学者、そして超能力者の秘密を手に入れてクローンを作ろうというのはいいのだが、それを自らの世界制覇の野望に使うのではなく、列強に売ってカネを儲けようというチンケな男だ。彼をここまで狂人にした生い立ちや背景が描かれていないので人物像に奥行きがない。また、モネ船長はさておき、吸血鬼や透明人間などもその特殊能力ゆえに普通の生活が送れない悲しさのようなものも描いてほしかった。不死身の男など死ねないことに苦悩してもおかしくないはずだ。唯一ジキルだけは心の闇を持っていたが・・・。とにかくキャラクターの描きこみが浅く、どの登場人物にも何の共感も覚えない。 さらに致命的にへたくそなカメラワークがこの作品の不出来にとどめを刺す。アクションシーンなのにやたら人物に接近するため、どういう動きをしているのか分からない。たとえばモネ船長がカンフーのような体術と流れるような剣術で複数の敵を一瞬で倒すシーンがあるが、カメラがあまりにもモネに近づくために、モネがどんな技を使ったのかまったく分からない。ハイドと変身薬を飲んだモンスターとの戦いも同様で、格闘シーンがわけの分からないものになっている。ついでにいうとノーチラス号という巨大な船がどうやってセーヌ川を航行したり、ヴェネチアの狭い水路に入り込むことができたのか。また、ヴェネチアに自動車を走らせることができるような道路はないはずだが。もともと荒唐無稽な話を映画にするにするのだから、そうしたディテールこそ大切に描くべきだった。 |