S.W.A.T. |
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| 寸評 | 前半のSWAT隊員のリクルートから始まってトレーニング風景、そして隊員各自のプライベートを描いているシーンは比較的好感をもてたのに、後半、麻薬王を救出しようとするギャングとの戦いになると急につまらなくなる。 |
| ポイント | ★★* |
| DATE | 03/9/30 |
| THEATER | シネマサンシャイン |
| 監督 | クラーク・ジョンソン |
| ナンバー | 120 |
| 出演 | サミュエル・L・ジャクソン/コリン・ファレル/ミシェル・ロドリゲス/LL・クール・J |
| 批評 | ネタばれ注意! 結末に触れています いくら映画的な誇張があるにせよ、ギャングが通りの両側をトレーラーでふさいで、袋のねずみになった警察車両に向かってバズーカ砲をぶっ放すなんていうのはやりすぎだろう。前半のSWAT隊員のリクルートから始まってトレーニング風景、そして隊員各自の家庭環境を描いているシーンは比較的好感をもてたのに、後半、麻薬王を救出しようとするギャングとの戦いになると急につまらなくなる。アクションをウリにしている映画で、これは致命傷だ。 物語は、逮捕された麻薬王が「俺を逃がせば1億ドルやる!」とテレビで宣言したことから、街中のギャングが行動を起こし、護送中にその身柄を奪おうとする。警護するのは6人のSWAT隊員。隊員たちは危険を顧みず命がけで麻薬王を守ろうとする。その間、派手な撃ち合いやカーチェイスなどが繰り広げられるのだが、ギャングのほうに戦略がないのでその攻撃はことごとくSWATに退けられる。唯一、元SWAT隊員だけが麻薬王の身柄を奪うことに成功する。 訓練途中の前半は隊員たちのオフも描かれる。家庭を大切にする父親だったり、娘を愛する母親だったり、恋人に逃げられた男だったり。彼らの日常のシーンを挿入することで彼らもまた「殺人マシーン」ではなくフツーの人間であることを強調する。しかし、それが後半になって生きてこないのが残念だ。たとえば裏切った隊員が経済的困難を抱えていたりすれば、その裏切りの動機は十分納得できるのだ。護送中、麻薬王がしきりに隊員たちをカネで釣ろうとするが、麻薬王強奪作戦を実行するのはみなカネが動機なのだから、裏切った隊員の借金まみれの生活も描いておくべきだった。 結局、元SWAT隊員だけは麻薬王強奪に成功するかのように見える。しかし、彼の計画を実行するのにどうやって武器や情報を集めたのだろうか。警察を辞めてぶらぶらしている男に計画を実行するだけの資金があるとは思えないのだ。ギャングの側にまったくリアリティがないのがこの作品を平凡なものにしてしまった |